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2008年12月

2008年12月13日 (土)

受精後に伸長するバギニュラ

蘚苔類の造卵器は,短い枝の先端に位置している(頂生という).
受精後,胞子体が伸びる際には,その先端はカリプトラに覆われていて,
繊細な頂端部を乾燥などから保護する役目を果たす.

このカリプトラがどの部位に由来するのか,あるいは胞子体の根本(足)が
造卵器を頂生させていた枝の中にどのように入り込んでいるのか,これは
分類群によってずいぶんと違っていて,時には属内でも様々な変異が見られる
ことがある(例えばリボンゴケ属).

胞子体の足が成長して枝の組織の中に入り込んでゆく際には,枝の方も
同時に成長することがある.胞子体の足を包み込む部位はバギニュラと
よばれるが,特に短枝に造卵器ができている場合,バギニュラが長く伸びる
ことで,通常の枝と変わらないほど伸びることがある.

下に掲載したのは,Symphyodonウニゴケ属(蘚類ウニゴケ科)の雌株.
→が示しているのは受精前の造卵器群で,ごく短い短枝先端に雌苞葉に
囲まれた造卵器がクロっぽく見えている.
左側に伸びているのは,成熟した胞子体の基部の部分.胞子体の柄が
つながる部分は一見すると枝のようだが,ここがバギニュラである.
全長のおよそ半分くらいのところまで,胞子体の足が入り込んでいる.
(足の部分で,配偶体と胞子体の間で栄養の受け渡しが行われている).

このようにバギニュラが伸長するのは,蘚類でごく一般的な現象のようだ.

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2008年12月12日 (金)

植物の学名に関するネット上の資産

「タイトル:植物の学名について調べる」
国立国会図書館
http://www.ndl.go.jp/jp/data/theme/theme_honbun_400160.html

「学名の使い方をよりよく理解するために ー命名規約の理念と背景,そして問題点ー
園学研に掲載された解説
http://www.jstage.jst.go.jp/article/hrj/6/2/317/_pdf/-char/ja/

日本における生物多様性関連Webサイト一覧(植物)
http://protist.i.hosei.ac.jp/gbif/DB_list/list_5.html

国際植物命名規約オンライン版(英語) ウィーン規約
 日本語翻訳版では掲載されていない保存名・廃棄名のリストも参照できます.
http://www.ibot.sav.sk/icbn/main.htm

命名規約の歴史と概観は,Wikipediaがわかりやすいです.
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E9%9A%9B%E6%A4%8D%E7%89%A9%E5%91%BD%E5%90%8D%E8%A6%8F%E7%B4%84

日本の植物の学名,学名と和名の対照についてはここが決定版.
「BG Plants 和名ー学名インデックス」(YList)掲示板
http://bean.bio.chiba-u.jp/bgplants/ylist_main.html

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